読書「メモの魔力」
今回は「メモの魔力」をアウトプットします。
この本を買った理由
「見返してわかりやすい、ノートのとり方を知りたい。」
「メモに魔力があるのであれば、何なのか興味があった。」
実際読んでみて得たものは大きかったです。
- ノート整理術が理解できた。
- 色使いで、文章の重要度がひと目でわかりやすくなった。
- 記号の意味をルール化、何を記したものかひと目で分かるようになった。
これでも十分な読書成果ですが、更にためになったことがあります。
- メモを取りながら要点の抽出ができるようになった。
- メモは取ったほうがいい程度に思っていた。→メモを取らなければ、自己成長やビジネスのチャンスも逃す。
- 抽象化と転用の、思考の重要性を知った。
- 自己分析により、自分の性格や大切なものが理解でき、なぜそうなったのか、その過程も知ることができた。
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
- 作者: 前田裕二
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/12/24
- メディア: 単行本
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メモによって鍛えられる5つのスキル
- 【知的生産性の向上】アイデアを生み出せるようになる。たくさんの情報を脳で保存せず、メモで保存することによって、
脳を有益な情報を生み出すことのために使うことができる。 - 【情報獲得の伝導率向上】人はメモをとらないと忘れてしまう。
より多くのメモが取れるようになれば、情報を振り返ることができ「素通り」 しなくなる。 - 【傾聴能力の向上】話を聞く姿勢が良いと、相手はもっと話してくれる。だから「
より深い話」を聞き出せる。 - 【構造化能力の向上】話の骨組みがわかるようになる。話の内容を適切にフォルダー分けしながらメモし、
全体を把握する能力のこと。ここ重要だなぁと思った!→構造化の過程で、 本来は相手から出なかった情報も引き出せるようになる。 - 【言語化能力の向上】曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになり、
説明力も向上する。
メモは姿勢
日々、あらゆる情報に対して、毛穴むき出し状態で、
身の回りのあらゆる情報にアンテナを張り、 そこから何らかの知的生産を行う意識を持つ。 このたゆまぬ知的好奇心と、 知的創造に対する貪欲なスタンスこそが、 メモ魔として最も大切にすべき基本姿勢である。
では、実際にどのようにメモを取るのか、図も交えて説明していきます。
前田流メモのとり方のポイントをまとめるとこうです。
- ノートは見開きで使う。
- 書き込む場所が狭いと、思考が窮屈になる。
- 左ページに左脳的な「事実」
- 右ページに右脳的な「発想」
- メモを取ると左ページばかり埋まる。すると右側の空白が気になってそれを埋めなくてはならない
と言う、強力な潜在意識を持つ、その心理的特性を利用する。
そして、前田式メモ術の工程は「①ファクト→②抽象化→③転用」の3点です。
①インプットしたファクトをもとに
②
③自らのアクションに転用する
図を見ながら読み進めると、イメージしやすいと思います。
左ページは「ファクト」、つまり客観的な事実を描きます。キーワードを書いたら、それに丸をして、
構造化、言語化の力をより伸ばしたいのであれば、左ページの5
右のページは、知的生産メモの重要箇所であり、
色分けについて
色分けの軸としては「主観または客観」と「重要度」に分けると良いです。
- 黒は普段遣い
- 緑は主観
- 青と赤は客観
- 青はやや重要なこと、引用、参照
- 赤は最重要なこと
記号の使い分け
記号に法則をもたせれば、瞬時に目的がわかるので活用するべきです。
色分けでは赤が重要とわかりますが、読まなければどうすべきかわかりません。
そこで記号は次の意味をもたせれば便利です。
①種別(★仕事・☆プライベート)
②行動(◎すぐ行動・○深く掘り下げるべきだ)
最後に
本書には「抽象化」など、説明なしに理解しにくいことをかなり丁寧に、例題も添えて説明しています。より理解を深めたい方は本書をご覧ください。
以上で「メモの魔力」のメモの効果とポイントについての説明を終わります。
ご感想いただけると今後の参考にさせていただきます。
ご覧いただき、ありがとうございました。