「たった1秒で仕事が片づくエクセル自動化の教科書」は、プログラミング言語VBAの本でした
エクセルを使った仕事で、何時間もかかる作業が
たった1秒で片づくとしたら、すごくないですか?
「使えるようになりたい!」と思い、購入しました。
とてもわかり易かったし
使えるようになると、すごく便利だと思うので
紹介します。
目次
エクセルの自動化で、できること
エクセルのシートや、複数のエクセルBOOKとの間で
コピペや編集ができたり、新たなシートやフォルダ作成まで
ワンクリクで、できるようになります。
「マクロ機能」のスゴイやつ、といったイメージです。
エクセル自動化の仕組み
この本は、プログラミング言語VBAで、命令文をつくるための教科書です。
「マクロ」の登録は、実際に行う動作を記憶させることで、作成することができ、プログラミング言語を覚える必要は、全くありませんよね。
実は、「マクロ」の命令文は、プログラミング言語VBAで、構成されていたんです。
記憶させた動作を、VBAの命令文に、自動で変換してくれていた、というわけです。
マクロとVBAについては、ウェブ上でも多数紹介されていました。
VBAは、日本語に訳しやすい(例文1)
わかり易いといった理由は、日本語に訳しやすいという点です。
実際にVBAを日本語に訳してみます。
例1)を、読み解いてみよう
例1)range("a1").Copy
range("a2").PasteSpecial Paste:=xlPasteValues
上記コードは、よく使用される「コピーして、値で貼り付ける」の命令文です。
1行目を解説します。
krange("a1") は、「A1セル」のことです。
. は、「の」と読みます。
文章がつながるよう「を」や「に」に変えてもかまいません。
Copy は、「コピー」です。
文章を繋げると「A1セルのコピー」と訳すことができます。
2行目の解説です。
range("a2"). は、「A2セルの」
PasteSpecial は、「貼り付け」
Paste:=xlPasteValues は、「貼り付け条件は、値で」
文章を繋げると「A2セルの貼り付け。条件は、値で」と訳すことができます。
例1)のVBAは
「A1セルをコピーして、A2セルへ値で貼り付ける」
と訳せます。
どうです?単語はともかく、文法はわかり易くないですか。
わかり易いということは、書きやすいということに、繋がると思います。
VBAは、日本語に訳しやすい(例文2)
例2)を解説します。
例2)MkDir ThisWorkbook.Path&"¥"&range("A1).Value
MkDir は、「新しいブックをつくる」
ThisWorkbook. は、「このワークブックの」
Path は、「フォルダ」
&"¥"& は、「~の中の」
range("A1). は、「A1セルの」
Value は、「値」
文章を繋げると
「新しいブックを、このワークブックの、フォルダの中につくる。
A1セルの値を、タイトルにする。」といった感じです。
コードは、その都度調べればいい
本書には、巻末には索引があります。
わからないことを、素早く調べることができるので
難しいコードを覚えなくても、VBAを組むことができます。
私がよく使うのは
範囲を選択してコピー、値でペースト、VLOOKUP、繰り返し処理です。
ということは、たくさんのコードを、覚える必要がないということです。
この命令文を、1つづつ、根気強くコードを書けば良いというわけです。
いかがでしたでしょうか?
実際に、VBAを組むのには、時間がかかると思いますが
その威力は、計り知れません。
頑張って、挑戦したいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。